長文読解をしている時に分からない単語があると、思考がいったん止まってしまいがちですよね…。でも、もしも日本語で分からない単語があった場合、漢字や文脈から何となく理解できることがありますよね?
英語でも単語の意味を推測できる方法があるので、今回は分からない単語があった場合、どのように意味を推測するか、について書きたいと思います。
英単語の意味が推測できるようになると、長文読解が楽になってくるので、ぜひお試しくださいね。
まずは、サイト運営者「あみ」の紹介を簡単に
✅海外生活 約30年。イギリスなどに在住
✅元英文記者。外務省担当も
✅TOEIC満点、J-Shine資格あり
✅子ども2人は南半球生まれ
✅0歳~社会人の英語講師経験
Antidisestablishmentarianismという単語を分解する
Antidisestablishmentarianismという単語を息子が学校で学んだそうです。
反国教会廃止主義などと訳されているようです。
Anti → 反対
dis → 反対
establishment → 権力層
arian → 〜主義の
ism → 主義
権力層に反対していること、とイメージすることができると思います。
単語の意味を推測できるようになるために 【接頭辞を覚える】
言葉の文頭に付けられる接頭辞の意味を覚えると、単語を推測しやすくなります。
co- com- con- | 一緒に |
anti- dis- non- | 反対、否定 |
il- im- in- ir- un | 否定 |
mis- | 誤、悪、不、非 |
pre- | 前の |
post- | 次、後 |
mono- | 1つの |
bi- | 2つの |
multi- | たくさんの |
inter- | 相互の、中間の |
単語の意味を推測できるようにするために 【接尾辞を覚える】
単語の終わりに付ける接尾辞も一気に覚えると、単語の意味を推測しやすくなります。
動詞を名詞に変える接尾辞 -ment -tion -al
形容詞を名詞に変える接尾辞 -ity -ness -dom
動詞を形容詞に変える接尾辞 -able -(a)tive
名詞を形容詞に変える接尾辞 -ful -y -ly
SATの単語リストを集中的に覚えていく 【語彙力の強化】
高校時代、アメリカの大学を受験することも検討していたので、一時期、SATの単語を集中的に覚えた時期があります。
その時に集中的に覚えたお陰で、語彙力が伸びたと思うので、語彙を増やしたい方は、SATの単語リストをぜひご参照くださいね。
一覧になっているので、見やすいと思います。
こちらのサイトもとても便利なので、ぜひチェックしてみてくださいね!
辞書を引かずに読み進めることに慣れていく
息子の小学校の先生も、小学校中学年になり、長い文章を読むようになると、毎回辞書を引くことは難しくなってくる。
毎回、辞書を引くことが難しい場合、意味の分からない単語があった場合は文章の前後の文脈から意味を推察していくことが必要になる、と話されていました。
どうしても分からない単語はメモをしておく。辞書を引くことができる、キリの良いタイミングで意味を調べ、単語帳に単語と意味を記すと良い、と話されていました。
辞書を引かずに本を読み進める 【通訳者・新崎隆子さん】
通訳者の新崎隆子さんもご著書の中で辞書を引かずに読み進めることについて触れられています。
大学を卒業された後に大阪にある府立高校の英語の先生をされていらした際に、別の先生の奨めで、辞書を引かずに本を読み始められたエピソードを紹介されています。
何ページくらいあったろうか。とにかく分厚い本だったような気がする。読み始めたものの、知らない単語が山のようにあって辞書も引けないのだから、さっぱり理解できない。しかし「絶対に最後まで読むこと」と言われているから、とりあえずページを繰るしかなかった。
(中略)
時々、こんなことをしていて力がつくのだろうかと疑問に襲われることもあったが、とにかく言われるままにどんどん読んでいった。5冊目ぐらいになると格段に読むスピードが上がった。それまでは読んでいるというより、知らない単語を探してマルをつけているような感じだったのが、次第に本の内容に引き込まれ、やがて夢中になって楽しめるようになった。知らない単語でもコンテキスト(文脈)から想像できるようになったし、後に辞書で確認しても、おおむね自分の想像どおりということが増えていった。
通訳席から世界が見える 筑摩書房 新崎隆子
辞書は英英辞典がおすすめ
試験対策として、英日、日英の訳を知っておく必要がある、という場合もあるかと思いますが、そうでない場合には辞書は英英辞典を使うことをおすすめします。
理由は英語から日本語に訳し、日本語から英語に訳すというプロセスを省略することができ、英語を英語で考えるクセがつくようになるからです。
最初は難しいかもしれませんが、ぜひお試してくださいね。
語彙力の強化には類語辞典がとても役に立ちます!
英語の歴史
英語の歴史についてのとても興味深い動画がありましたのでご紹介させていただきたいと思います。
Chat GPTに聞く: 語彙力を強化する方法
最後になりますが、AIツールChat GPTに語彙力を強化する方法を聞いてみました。
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語彙力を強化するためには、以下の方法が効果的です。
- 読書:多くの本を読むことで、新しい単語を学び、語彙力を強化することができます。興味のある分野の本を読むと、単語を覚えるのがより楽しくなります。
- 単語帳を使用する:単語帳を使って、日々の単語学習を行いましょう。定期的に単語を復習することで、単語を定着させることができます。
- オンライン単語テストを利用する:インターネット上には、無料で単語テストを受けることができるサイトがあります。自分のレベルに合ったテストを受け、自分がどの程度単語を理解できているかを確認しましょう。
- テレビや映画を観る:英語のテレビ番組や映画を観ることで、日常的に使われる単語を学ぶことができます。字幕をつけて観ると、単語のスペルや発音を覚えることができます。
- オンライン英会話を利用する:オンライン英会話を利用して、ネイティブスピーカーと会話をすることで、新しい単語を学ぶことができます。また、自分の発音や語彙力を向上させることができます。
- ノートをとる:新しい単語を学んだら、ノートに書き留めましょう。その単語を使って文章を作成することで、定着させることができます。
- 語源を調べる:単語の語源を調べることで、単語を理解するのに役立ちます。語源から、単語の意味や用法を想像することができます。
以上が、語彙力を強化するための方法です。日々コツコツと学習を続けることが大切です。
Chat GPTに聞く:英語でもよく使われるラテン語のフレーズ
Chat GPTに英語でよく使われるラテン語のフレーズについて聞いてみました。
以下は、よく使われるラテン語のフレーズを日本語に翻訳したものです。
- Carpe Diem – 「今日を楽しめ」「日々を大切にせよ」
- Et cetera (etc.) – 「など」「その他」
- Ad hoc – 「特定の目的のために」「臨時に」
- Quid pro quo – 「対等の交換」「報酬と見合った行為」
- Vice versa – 「逆もまた同様」「その逆もしかり」
- In situ – 「元の場所で」「現地において」
- Ad nauseam – 「うんざりするほど」「飽きるほど何度も」
- Magnum opus – 「傑作」「大作」
- Et al. – 「他の人々」「他」
- Etcetera – 「他のもの」「など」
これらのフレーズは、英語の日常会話や文章、学術的な文脈でよく使用されます。日本語に翻訳する際には、できる限りその意味や使い方を忠実に表現するように心がけました。
まとめ
接頭辞、接尾辞を頭に入れておくと、単語の意味がすぐに分からなくても、何となく単語のイメージできるようになってくると思います。
ぜひ接頭辞、接尾辞を意識してみてくださいね。
あみ
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