
ロンドンにある世界遺産の植物園「キューガーデン」(Royal Botanic Gardens, Kew)に行ってみたいんだけど

日本では「イギリス王立キュー植物園」とも呼ばれていますね。夫と子ども2人と車で行ってきたので、見どころやグルメ情報をお伝えしますね
- イギリスや世界の植物や花々を楽しみたい人
- 英国の世界遺産を訪れてみたい人
- ロンドンから日帰りで行ける旅行先を探している人
- 英国駐在・ロンドン在住の人

まずは、サイト運営者「あみ」の紹介を簡単に
✅海外生活 約30年。イギリスなどに在住
✅元英文記者。外務省担当も
✅TOEIC満点、J-Shine資格あり
✅子ども2人は南半球生まれ
✅0歳~社会人の英語講師経験
世界遺産にも登録されたロンドンの広大な王立植物園。

イギリスといえば色とりどりの花。花や植物といえばキューガーデンですよね
ロンドン中心部からすぐの距離ですので、時間と余裕のあるかたは、ぜひ訪れてみてください。
≫記事で紹介するのは、わたしたち家族が訪れた2021年4月時点の情報となります
≫当時は新型コロナウイルスの流行にともなうロックダウン(都市封鎖)がつづいていましたので、温室などの屋内施設は一時的に閉鎖されていました。
キューガーデンの感想は?
わが家の感想と評価をさきにお伝えします。
【総合評価】★★★★☆

お花や植物が好きなかたは間違いなく楽しめます。ただ1回きりの入場ですと料金的には決して安くはないので、人それぞれかなとは思います
敷地は1日あっても回りきれないほど広大で、日本庭園もありますので、ピクニックがてら訪れるには最適な観光地です
【キッズフレンドリー度】★★★★☆

単なる植物園ですとお子さまたちも飽きてしまいそうですが、お子さま用の遊具もありますので、楽しめること間違いなし
キューガーデンをなぜ選んだ?

うちの家族はいつも計画性がなく、わりと土壇場で決めます。

今回、行き先として選んだ理由は次のような理由からです
- ロンドンから車で日帰りの距離だった
- 世界遺産だから
- 春先でお花がきれいそうだったから
キューガーデン訪問には事前予約が必要

キューガーデンを訪れるには、事前予約が必要です。

公式サイトから予約ができます。日にちと時間を指定して予約してから行きましょう
≫公式サイトの事前予約コーナー(クリックすると移動します)
キューガーデンへの行き方

ロンドンからの行き方を簡単に説明します。
車で行くには?
わたしはロンドンに家族4人で住んでいるので、車で行きました。

出発地点は人によって違いますので、「ロンドンで日本人が最も多く住むアクトン地区」を例に、車で行くルートを参考までにはっておきます。
地図上の「その他のオプション」をクリックするとGoogle Mapが開きます。
出発地点をみなさんのいらっしゃる現在地に変更してお使いください。

電車やバスで行かれる場合は、地図上の移動手段を公共交通機関の「電車マーク」に変更してチェックすればいいですね
下の画像で丸く囲まれているのが「電車マーク」です
(画像出典)Google Mapより
車をとめる場所は?
キューガーデンには駐車場があります。
場所はこちら。地図上の「青色の①」です。
駐車場の支払機を使うことができますが、インターネット上でカード払いすることも可能です。
キューガーデンの駐車場についての最新情報は公式サイトでご確認ください。
インターネットでのお支払いはこちらから
≫「paybyphone」の公式サイト
※駐車料金は日々変化します。最新の情報も公式サイトでご確認ください
キューガーデンの見どころ

おすすめの見どころを地図で示します
まず最初に、わたしたちが訪れた場所を地図で示します。

そのあと、順番に説明していきますね

地図の左上にある矢印をクリックすると、「地図上の丸数字」のそれぞれの概要を説明した一覧表が表示されます
観光にかかる時間は?
これは本当に人によると思います。
3時間~1日中

主要な場所を駆け足で回るだけなら3時間ほどあれば十分そうですね

キューガーデンの広さは1km2ちょっとで、皇居と同じほどの広大さ。ピクニックがてら1日中いても飽きません
おすすめの見どころや名所は?
実際に訪れた見どころを、わたしたちが訪れた順番に説明していきます。

わたしたちは車で訪れたので、キューガーデンにある4つの出入り口(ゲート)のうち、駐車場近くのゲート(Brentford Gate)から入場しました
「Brentford Gate」は地図でいうと「オレンジの①」となります。

地図の左上にある矢印をクリックすると、「地図上の丸数字」のそれぞれの概要を説明した一覧表が表示されます
キューパレス(Kew Palace)とクイーンズ・ガーデン(Queen’s Garden)

ジョージ2世(在位1727-60年)が娘たちの住まいとして気に入り、その後は何世代かにわたり、王家の週末用の居宅として使用されたとのことです。
王宮としては、英国史上もっとも小さい建物!
くわしくは「Histric Royal Palaces」の公式サイトでご確認ください。

注目は、王宮の裏の小さなお庭
写真はこちら。

左右対称のシンメトリックなステキなお庭。
だれでも入れますので、ぜひ訪れてみてください。
ダイアナ元皇太子妃の温室(Princess of Wales Conservatory)

角々した独特の温室のかたちが特徴。
屋内は、コンピューター制御によって10種類の気候をそれぞれ再現したゾーンに分かれています。

残念ながら、わたしたちが訪れたときは新型コロナウイルス流行下だったので温室は一時的に閉鎖されていました
くわしくは公式サイトをご確認ください。
「草」のガーデン(Grass Garden)

草ばかりを集めたガーデン。

事前の情報収集でこちらの「LINEトラベル」さんのサイト記事を読んでいて、「騙されたと思って一目ご覧頂きたい」と書いてあったので来てみました
なんと、550種類もの草が植えられているそう。
公式サイトによると、穀類を含む草々は晩夏から冬にかけて穂先の周りが羽毛のようなふさふさの柔らかいものに包まれ、とても美しい光景がみられるそうです。
盆栽ハウス(Bonsai House)

キューガーデンには小さい温室ではありますが、盆栽コレクションもあります。

新型コロナウイルス流行下で中に入れなかったのが残念。外から眺めながら、いつかお家でもチャレンジしてみたいなあと思いました
ハイブ(The Hive)

こちらは蜂の巣をイメージした現代アートの「ハイブ」。
ハイブ(hive)というのは、ミツバチの巣とか、巣の中のミツバチの群れを意味する英単語です。

ハイブの中に入ることもできるんですよね
動画をとりました。ハイブの中に入った気分を味わってみてください。
「ブーン」という音が聞こえますでしょうか。
実際に中に入ると、バイブレーションとともに「ブーン」という音が聞こえるんです。

現地にあったプレートの説明によると、キューガーデンにある蜂の巣で実際に録音された音なのだそうです
ハチたちが巣の中でコミュニケーションをとる様子を実感できる体験アートになっています。

パームハウス(Palm House)

キューガーデンを代表する温室がパームハウス。
世界各地の熱帯雨林地帯の植物をあつめた温室。

天然ゴムやアフリカの油やしなど、絶滅の危機にひんした植物も多く植えられているそう
残念ながらわたしたちが訪れたときは新型コロナウイルスの流行下で、温室は一時的に閉鎖されていました。

パームハウスの北側にはバラ園(Rose Garden)があるんですね

そうなんです。当時は4月でまだ咲いてませんでしたが、5月~9月ごろにいけ堪能できるはず。とくに6月ごろが見ごろだそうです
公式サイトによりますと、170種類のバラが植えられているそうですので、ぜひとも訪れてみてください。
満開に咲いたバラ園の様子をTwitterで探してみました。ご覧ください。
テンパレートハウス(Temperate House)

世界各地からの1500種類もの植物を集めた温室「テンパレートハウス」。

改修後の2018年に再オープンしたとのことで、真新しい感じがします
とはいえ、もともとは「ヴィクトリア朝建築における世界最大の温室」ということで、その存在感や美しさが際立っています。

こちらの写真は、このあとに紹介する日本庭園の方へ歩いた際、途中で振り返ってテンパレートハウスをみたところです。
桜のような花が満開に咲いていて、それはそれは美しかったです。

春先に訪れる機会があったら、ぜひ観ておきたいですね
日本庭園(Japanese Gateway)

キューガーデンにはなんと、日本庭園もあります。
うえの写真は、京都の西本願寺唐門を少し縮めて複製し、1910年のロンドンでの博覧会に出展されたものなのだそう。

日本で見慣れた庭園もあります。
うえの庭園の背景に写り込んでいますが、すぐ近くには「大きな仏塔(Great Pagoda)」が建っています。ふだんは中にも入れます。
高浜虚子の句碑も
俳人の高浜虚子が1936年、62歳のときにキューガーデンを訪れた際に、俳句をつくったとのことで、詠まれた句を刻んだ石碑が建立されていました。
日本庭園のわきに、それはそれは美しいクジャクのような大きな鳥がたたずんでいました。

わたしたちが訪れたときに、たまたま庭園の近くにいただけかもしれません

ツリートップ散歩道(Treetop Walkway)

空中から公園の高い木々を観察できるツリートップの散歩道。
地上18メートルの高さを空中散歩できる人気の散歩道。

木の上を楽しそうに飛び回るリスやサルがふだん見ているような風景を体験することができる楽しい施設ですね
色とりどりの花や植物たち
わたしたちが訪れたのは春先で、家族ともども大好きなバラはまだ咲いていませんでしたが、それでも園内のそこここに色とりどりの花が咲いていました。
いくつか写真を載せますね。
写真をクリックすると画面が大きくなります。

こんな「楽園?」みたいな風景も

キューガーデンにはカフェあり

キューガーデンには何カ所か、食事ができる場所があります。

わたしたちが訪れたときは新型コロナウイルス流行下だったので、レストランの屋内席は閉鎖されていました
わたしたちが利用したのは「The Orangery」という施設の外で営業していた屋台でした。

地図をいまいちど貼っておきますね。「青の⑥」です。

地図の左上にある矢印をクリックすると、「地図上の丸数字」のそれぞれの概要を説明した一覧表が表示されます
ほかにも何カ所かレストランがありますので、公式サイトでチェックしてみてください。
キューガーデンのお手洗いは?
今回は家族で食事を調達した上記の「The Orangery」でお手洗いを利用しました。
わりと清潔でした。
ご参考までに、下にお写真をはっておきます。

とはいえ、お手洗いのお写真ですので、気になる方のみ、下をクリックしてください。画面がひらきます


いずれも男性用のお手洗いです
キューガーデンの気候と適した服装

現地の気候と、適した服装を説明してきます。
現地の気候は?
気候を確認するには、BBCの天気情報が非常に信頼できます。

もちろん予報なので外れることもあるかと思いますが、iPhoneの天気予報よりは正確性が高いという印象です
2週間先までの天気や気温の予報がみられますので、事前にチェックしましょう。

下の青線をクリックすると、今回の行き先の天気予報をチェックできます
≫BBCで天気予報をチェックする(クリックすると移動します)
適した服装は?

欧州各地では多くの場合、ほぼ同じことが言えるのですが、たとえ夏でも、日によっては冬のように寒くなることがあります。

といっても「肌寒い」っていう程度ですよね?

うーん、おおげさではなくて「薄手のコートがほしい!」と思う日もたまにあります
日本と比べて湿度が低いという特徴もあります。
ですので、予報で気温を確認したうえで、「日本でこの気温だったらこういう服装がちょうどよいかな」と思う服装より、少なくとも1枚は多めに持っていくことをおすすめします。

湿度が低いと、日なたにいて「暑いな」と感じたとしても、いったん日陰に入ってしまうと想像以上にひんやりしますからね
注意点
欧州の国を訪れる際の注意点をお伝えします。
日差しが強い
欧州各地は日本と比べて湿度が低くて日差しが強いです。

なるべく帽子と水分補給のための水を持参することを強くおすすめします
サングラスを持参されている方は、ぜひ着用してください。
いきなり雨が降ることも
欧州各地では日本のように一日中雨が降るということは少ないです。

逆に、いきなり雨雲が現れて、ざざっと雨が降ることはよくありますね
雨が降りだしてもすぐにやむ場合が多いので、日本と違って欧州では傘を差すという行為があまり一般的ではありません。
日本のように「コンビニで安いビニール傘を買えばいい」というわけにもいきません。

折りたたみ傘を持参するか、フード付きの服を着ていくのが便利ですね
欧州では、雨が降ってもフードをかぶって気にせず外を歩きつづける人がたくさんいます。
キューガーデンでの宿泊先は?

ロンドンからの旅行なら日帰りも可能です。

宿泊先が必要な場合は、こちらの有名な予約サイトを利用するのが便利です

お好きなサイトの検索窓で「キューガーデン イギリス」と打ち込んで検索すれば、周辺のホテルの一覧が表示されます

わが家はよく旅行をするので、いつも「hotels.com」で予約をしています。10回予約をすれば1回分が無料になるので、得した気分になれますよ
キューガーデンの治安は?

キューガーデンの治安はとくだん悪いという評判はききません。

ただ、日本に比べると犯罪の発生率はやはり高いので、気をつけるにこしたことはありません

外務省の安全情報を必ずチェックしましょう
まとめ

この記事では、ロンドンにあるキューガーデンの観光の見どころやグルメ情報をまとめました。
世界有数の広大な植物園を、ぜひ楽しんできてください!
「まちがい」や「更新もれ」に気づいたら?
記事の中で「まちがい」や「更新もれ」に気づかれましたら、ぜひご連絡ください。
ご指摘やご質問、ご要望は、すぐ下の方にある「コメント」欄に記入していただけましたら、とてもうれしいです。

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