英語を学習されている方は、色々な方法で英語の学習を試されていると思います。
英語学習方法は色々あり、どの方法が1番”効果的”なのか、気になりますよね。
今回は、イギリスとオーストラリアの小学校、中学校、高校の先生に伺った効果的な英語学習法について書きたいと思います。
まずは、サイト運営者「あみ」の紹介を簡単に
✅海外生活 約30年。イギリスなどに在住
✅元英文記者。外務省担当も
✅TOEIC満点、J-Shine資格あり
✅子ども2人は南半球生まれ
✅0歳~社会人の英語講師経験
シドニーとロンドンの先生、全員が口を揃える英語上達法は読書!
英語の上達への近道があったらぜひ知りたいですよね? 私もぜひ知りたい!と思い、オーストラリアの小学校、イギリスの小学校、そして中高一貫校でも、子供達の先生との保護者面談時に、先生方に毎回必ず聞いている質問です。
先生、英語の上達への1番の近道があれば教えてください!
英語上達への近道は、読書です!そしてとにかく毎日続けること!
これまでに何人もの先生に伺いましたが、上達の近道があるとのこと!しかも、その方法は、オーストラリアの先生もイギリスの先生も皆さん口を揃えておっしゃることなのです!これまで100パーセントの先生が同じ回答をされています!
継続することが英語上達への1番の近道
どんなジャンルの本でもいいんです。
色々なジャンルの本を読むことをおすすめします。
そうすることで、語彙も自然と増えていきます。
子供達がこれまで通ってきた学校では読書をとても大事にしていて、毎日必ず読書の時間が確保されていました。
普段、宿題はほとんどないのですが、毎日20分から30分読書することは、どの学校でも推奨していました。
私の祖母も帰国子女で、日本に帰国してからの年数の方が長いですが、今でも曾孫達とは英語で会話をしています。
英語力を帰国してから長年、保持できているのは、ずっと英語を教えていたというのもありますが、読書が好きだというのもとても大きいと思います。
日々の蓄積を数値化すると継続しやすい
少し前に、息子の担任の先生とお話した際にも、日々の読書の重要性をお話されていました。
1日に20分間の読書を週5日続けると100分になります。
日々の蓄積が大事だということを強調されていました。数値化されると、とても分かりやすいですよね。
朝の通勤時の20分、昼休み中の20分、就寝前の20分など、ぜひ活用してみてくださいね。20分は難しい、という場合は、朝10分、夜10分でもいいと思います。
1日15分(1日の中で約1%)でも努力したとすると、1.01×365日で、約37倍の成長があり、逆に1日1%でも手を抜くとすると、成長は0.03に留まってしまうという、1.01と0.99の法則があるそうです。1日1%でも成長していけたら1年後がとても楽しみになりますよね!
『世界標準の子育て』(著者・船津徹)
英語力、コミュニケーション力、論理思考力などを伸ばす独自の教育プログラムを考案された船津氏もご著書の中で1日30分の読書週間について語られています。
欧米の小学校では、小学1年生になると毎日30分の読書が義務づけられます。
この活動は小学校時代を通して続き、年間100冊以上、
卒業までに1000冊以上を読破する子も少なくありません。
(出典)世界標準の子育て ダイヤモンド社 船津徹
世界標準の子育て
英語上達にはアウトプットが欠かせない!
読書をすると自然に語彙も増え、文章構成の勉強にもなりますよね。
✅新しい単語やフレーズをメモ
✅日記やブログで単語やフレーズを使う
✅レビューを書く
✅会話をする機会に単語やフレーズを使う
✅家族や友人と本の内容を共有する
単語やフレーズを使うことによって、より記憶に残りやすくなりますので、ぜひアウトプットも心がけてみてくださいね。
英語学習の息抜き、モチベーションアップに動画!
勉強のモチベーションをあげるために、動画を見ることが多いのですが、コメディアンのAlvin Irby氏も読書の重要性についてお話されています。
興味がある分野の読書が重要だということを強調されています!楽しい!面白い!と思える本であれば、もっと読みたい!と思いますよね。
TEDトークはとても素敵なスピーカーの方がお話されているので、モチベーションを上げたい時にはTEDトークを見ることが多いです。モチベーションを上げたい時にはぜひ気になるTED動画を見てモチベーションを上げてくださいね!
「伝えたい思いがある」というもの英語上達への何より強いモチベーションになるということを改めて感じる、とても素敵な動画です!
好きなジャンルの本を探すことが英語上達の近道に
✅フィクション
✅ノンフィクション
フィクションであれば、
✅ミステリー
✅ロマンス
✅SF
など、いろいろなジャンルの本がありますよね。
色々なジャンルの本を読んでみると、世界が広がり、英語の語彙も自然と増えると思います。
Roald Dahl氏
英児童文学作家のロアルド・ダール氏は子供達に大人気で、英語圏の子供達は小学校低学年頃から読み始めています。ダール氏の作品は、中学生・高校生はもちろん、大人でも十分楽しめる内容だと思います。良かったらぜひ手にしてみてくださいね。
映画化されている作品もあるので、まずは映画から入るのもいいかもしれませんね。「BFG」はイギリスらしいシーンも多く、好きな映画の1つです。
Land of Storiesシリーズ
好きな作家さんが見つかったら、シリーズで読んでみるのもいいと思います。
Land of Storiesは娘の小学校2年生の時の先生がクラスで読んでくれたのをきっかけに娘が夢中で読んでいたシリーズで、息子も最近読み始めました。
Diary of a Wimpy Kidシリーズ
Diary of a Wimpy Kidシリーズは主に小学校低学年の男の子に人気があります。
“How to Train Your Dragon”シリーズ
“How to Train Your Dragon”シリーズは息子も大好きでした!
David Baddiel氏
作家でもあり、コメディアンでもあるDavid Baddiel氏のシリーズも小学生にとても人気があります。
Noughts and Crossesシリーズ
娘の中学校の英語の先生に娘にどんな本を選んだらいいか聞いてみたところ、Noughts and Crossesシリーズをすすめられました。
Philippa Gregory氏
娘の歴史の先生には、歴史小説家のPhilippa Gregoryさんの小説をすすめられました。中学生の娘にすすめられた本ですが、歴史小説はこれまであまり読んでこなかったので、私もぜひ読んでみたいと思っています。
A Good Girl’s Guide to Murder & Good Girl, Bad Blood
中学生の娘の友人たちの間でも人気があり、私も娘にすすめられて読み始めたところ、先の展開が気になって、一気に読み終えました。
Red Queenシリーズ
子供達が寝る前に少し読み聞かせを始めたディストピア・フィクションのRed Queenシリーズ。子供達が寝てからもお話の展開の続きが気になり、一気に読み進めてしまいました。
Red Queenの著者のVictoria Aveyardさんが映画化について語られています。⬇️
Wolf Brother
こちらの本は息子の小学校の題材として選ばれていました。
和訳版もあります
Clockwork
こちらの本も小学校の授業で取り扱っていました。
Goodnight Mister Tom
息子の担任の先生が子供達にすすめている本です。
『毎日の創意工夫が大きな飛躍を生み出す』【稲盛和夫氏】
最後に、京セラ、KDDIを設立された稲盛和夫氏がご著書の中で、英語学習にも繋がることを記載されていたので、引用させていただきたいと思います。
安易に近道を選ばず、一歩一歩、1日1日を懸命、真剣、地道に積み重ねていく。夢を現実に変え、思いを成就させるのは、そういう非凡なる凡人なのです。
ただし、継続が大切だといっても、それが「同じことをくり返す」ことであってはなりません。継続と反復は違います。昨日と同じことを漫然とくり返すのではなく、今日よりは明日、明日よりは明後日と、少しずつでいいから、かならず改良や改善をつけ加えていくこと。そうした「創意工夫する心」が成功へ近づくスピードを加速させるのです。
(出典)生き方 サンマーク出版 稲盛和夫
まとめ
オーストラリアの小学校、イギリスの小学校、イギリスの中学校の先生がみんな口を揃えて英語上達の近道は「読書」とのこと。
息子が新しい学年に進級し、新しい担任の先生とのオンライン保護者会が開催されたのですが、「知識の源は読書」だと強調されていました。
「毎日20分でも30分でも欠かさずに続ける」ことが何より重要だそうです。ぜひお試しくださいね!
Enjoy! あみ
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