6月20日は世界難民の日(World Refugee Day)だそうです。今回は難民問題について考えるきっかけになればと思い、息子にすすめた本”The Boy at the Back of the Class”について書きたいと思います。
難民問題だけでなく、友情や家族について、また自分は具体的に何ができるのか、について考えるきっかになります。
また難民問題について描いた絵本もご紹介したいと思います。
まずは、サイト運営者「あみ」の紹介を簡単に
✅海外生活 約30年。イギリスなどに在住
✅元英文記者。外務省担当も
✅TOEIC満点、J-Shine資格あり
✅子ども2人は南半球生まれ
✅0歳~社会人の英語講師経験
- “The Boy at the Back of the Class”
- 作者Onjali Q Raufさんのインタビュー
- Onjali RaufさんのTEDトーク
- 難民問題について考える質問
- 作者 Onjali Q. Raufさんの他の作品
- 絵本 “Counting Kindness”
- 絵本 “The Day War Came”
- 絵本 “My Name is Not Refugee”
- 絵本 “How I Learned Geography”
- 絵本 ”The Journey”
- 絵本 “Boundless Sky”
- 絵本 “The Suitcase”
- 絵本 “Lost and Found Cat: The True Story of Kunkush’s Incredible Journey”
- 絵本 “The Cat Man of Aleppo”
- 児童書 “Oranges in No Man’s Land”
- 児童書 “No Ballet Shoes in Syria”
- 児童書 “Other Words for Home”
- 絵本「私は十五歳」
- Yeonmi Parkさん
- Chat GTPに聞いた難民をテーマにした子ども向けの絵本について
- まとめ
“The Boy at the Back of the Class”
There used to be an empty chair at the back of my class, but now a new boy called Ahmet is sitting in it.
He’s nine years old (just like me), but he’s very strange. He never talks and never smiles and doesn’t even like lemon sherbets, which are my favourite!
But then I learned the truth: Ahmet isn’t strange at all. He’s a Refugee who’s run away from a War. A real one. With boms and bullies that hurt people. The more I find out about him, the more I want to help.
“The Boy at the Back of the Class”の背表紙より
作者Onjali Q Raufさんのインタビュー
Onjali RaufさんのTEDトーク
難民問題について考える質問
本を読んで親子で難民問題について考えるきっかけに。
5000キロ逃げてきたアーメット
“The Boy at the Back of the Class”の日本語にも訳されていました。
邦訳は『5000キロ逃げてきたアーメット』でした。
作者 Onjali Q. Raufさんの他の作品
絵本 “Counting Kindness”
難民として新しい土地に渡る家族について描いています。
私たちにはどんなことができるのか、と考えるきっかけになる絵本です。
小さいお子さんと難民問題について初めて話す際におすすめの1冊です。
絵本 “The Day War Came”
戦争が人生を一変させてしまう様子、また難民として新しい土地で生活を始めるということについて分かりやすく描かれています。
せんそうがやってきた日
日本語にも訳されていました。
絵本 “My Name is Not Refugee”
初めて難民問題について考える際に手にしたい絵本です。
What would you take?
How far could you walk?という問いかけがあるので、自分だったらどうするだろうか?と考えるきっかけになる1冊です。
絵本 “How I Learned Geography”
戦火を逃れて新しい地で生活を始めた親子のお話です。おもちゃも本も持っていませんでした。そして食べ物もあまりありませんでした。
ある日、パンを買いに行ったお父さんがやっと帰宅したと思ったら手には1枚の地図のみで、パンはどこにもありませんでした。。。
翌朝、お父さんが地図を壁にかけてくれて、ぼくの想像力は膨らみ、見知らぬ土地での旅を楽しむことができ、空腹をも満たしてくれました。
絵本 ”The Journey”
“The Journey”は戦争を逃れて長い旅をするお母さんと子供達を描いています。
子供達と一緒に難民問題について考えるきっかけになります。
素敵なイラストも魅力的な絵本です。
絵本 “Boundless Sky”
渡り鳥が長い距離を移動する様子、そして移動先で出逢う子供達について描いています。
ある時、移動先で出逢った女の子(Leila)が見当たりません。
平和な地を求めて、Leilaも長距離を移動していました。
絵本 “The Suitcase”
ある日、とても変わった生き物が大きなスーツケースを持って現れました。その生き物はとても疲れていて、悲しげで、何かに怯えているように見えました。
スーツケースの中身を聞くと、ティーカップが入っているとのこと。大きなスーツケースにティーカップ?椅子もテーブルなども入っているとのこと。
その生き物は『とても眠くて。。。』と言いながら、眠ってしまいました。
彼の言っていることは本当なのでしょうか?
他の動物たちは彼が眠っている間にスーツケースを開けてみることにしました。
中身を見てみると。。。
動物たちは自分たちができることを考え、行動します。
とても心あたたまる素敵な絵本です。
絵本 “Lost and Found Cat: The True Story of Kunkush’s Incredible Journey”
イラクから難民としてノルウェーに逃れる途中に、飼い猫のKunkushと離れ離れになってしまった家族の実話にもとづいたお話です。家族と再会することができるまでのお話を描いている、心あたたまる1冊です。
絵本 “まいごのねこ: ほんとうにあった、難民のかぞくのおはなし”
日本語にも翻訳されていました。
絵本 “The Cat Man of Aleppo”
シリアの戦争について、戦争の影響でシリアを離れることになった人々について、残された動物の面倒を見ることになったMohammad Alaa Aljaleelさんについて、実話をもとに描かれているお話です。
イラストはニューヨーク在住のイラストレーター、Yuko Shimizuさんが描かれています。
児童書 “Oranges in No Man’s Land”
“Oranges in No Man’s Land”はベイルートを舞台にレバノンの内戦を描いた児童書で、戦争によって難民として避難せざるを得なかった人々について描かれています。
家族や命について考えさせられます。今年、戦争によって祖国を離れることになった人々と重ね合わせながら読みました。
平和な世界を願って。。。
児童書 「戦場のオレンジ」
日本語にも訳されています。
児童書 “No Ballet Shoes in Syria”
Royal Opera Houseのショップで見かけ、息子用にどうかなぁ〜?と思っていたのですが、息子に聞いてから購入しようと思って購入せずに帰宅したところ、学校の授業中に読むことになったそうです。
児童書 “Other Words for Home”
こちらの児童書もシリア出身の女の子が主人公のお話で、息子にすすめてみようと思っています。
絵本「私は十五歳」
朝日新聞の記事(2024年8月)で知った、こちらの絵本もぜひ読みたいと思っています。
「自国では迫害の恐れ、そして命の危険があるために、安心して暮らしたいと願って日本へ来た家族。しかし日本で難民として認められず、しかも在留資格も認められずに「仮放免」となってしまいます。この家族に高校生のアズ・ブローマさんがいます。ブローマさんは「仮放免の子どもたちの絵画作文展」向けに「私は十五歳」という作文を書きました。「仮放免」は生活が制限されているために、ごく普通にできることもできないのです。例えば働くことも、また自分の住んでいるところからの移動などです。この作文ではそのような普通のことが「自分の夢」として語られています。この絵本を通して「仮放免」というものに関心を寄せていただきたく出版することとしました。」(Amazon.jpに掲載されている絵本の紹介文)
Yeonmi Parkさん
最後に北朝鮮からの難民の支援をされている活動家のYeonmi Parkさんの動画をご紹介したいと思います。
Chat GTPに聞いた難民をテーマにした子ども向けの絵本について
最後になりますが、AIツールChat GTPに難民をテーマにした子ども向けの絵本について聞いてみました。
Here are some books for children that feature stories about refugees:
- “Welcome to Nowhere” by Elizabeth Laird
- “The Red Pencil” by Andrea Davis Pinkney
- “A Long Walk to Water” by Linda Sue Park
- “Where the Mountain Meets the Moon” by Grace Lin
- “The Journey” by Francesca Sanna
- “Amal Unbound” by Aisha Saeed
- “Refugee Boy” by Benjamin Zephaniah
- “The Best We Could Do” by Thi Bui
- “Escape from Aleppo” by N.H. Senzai
- “Beyond the Bright Sea” by Lauren Wolk.
These books aim to educate children about the experiences of refugees and promote empathy and understanding.
難民問題について、小学生は何から学び始めることができるか?
Chat GTPに難民問題について、小学生がどのように学ぶことができるかについて聞いてみました。
難民問題について学ぶことは、小学生にとっても非常に重要なことです。以下は、小学生におすすめの学び方です。
1.本や雑誌を読む 小学生向けの難民に関する本や雑誌はたくさんあります。図書館や書店に行って、興味を持った本を選んで読んでみることをおすすめします。
2.ニュースやドキュメンタリーを見る 難民問題に関するニュースやドキュメンタリーを見ることで、現実的な問題を理解することができます。ニュース番組やドキュメンタリーは、テレビやインターネットで見ることができます。
3.先生に聞く 小学校の先生に、難民問題について聞いてみることもできます。先生が知っている情報を教えてもらい、質問することで、自分で調べるよりも深い理解を得ることができます。
4.募金する 難民支援団体に募金をすることも、小学生にできる貢献の一つです。家族と一緒に話し合って、どのような支援が必要か考えてみることも大切です。
難民問題について学ぶことで、異なる文化や背景を持つ人々に対する理解を深めることができます。小学生にとっても、社会の問題について学ぶことは大切なことです。
まとめ
「難民問題」と聞くと、難しいテーマだと感じることがあるかもしれませんが、絵本を通して親子で話をするきっかけになるといいですよね。
ブログに寄っていただきまして、どうもありがとうございました。
Take care!
あみ
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